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ゴルファーの疑問!ボールはどうやって集めるの?打席のマットは?練習場の裏側をお見せします

ゴルファーの皆さんから、「ボールはどうやって集められるの?」「打席のマットはどれくらいで取り替えるの?」という質問をお受けすることがあります。そこで、言葉では伝わりにくい集球作業や打席のマットについて、写真でお伝えしていきましょう。四ツ池のこだわりをぜひご覧ください。

集球作業大公開!

朝一番の広大なグリーンには、至る所に大量のボールが転がっています。どうやって回収しているのでしょうか。時間がかかりそうです。

1.巨大レーキ「いがらし」

まずはこちらの巨大なレーキ、「いがらし」。四ツ池では製造メーカーの名前からこの愛称で親しまれています。幅は約4メートルありますが、モーターがついているので操縦も楽々。広範囲のボールを一度に集めることができます。

いがらしが通ると白いボールがすべて集められ、美しいグリーンへと変化しているのが一目瞭然。白から緑へと、気持ちがいいほど変わっていきます。

いがらしを導入したのは約5年前のこと。人手に頼っていた集球作業は、1時間30分ほど必要でしたが、今では約40分で終了することができます。

記憶に残っているゴルファーも多いと思いますが、3年ほど前まで四ツ池のオープンは10時でした。しかし効率の良い集球作業によって、今では9時30分のオープンを実現しています。

2.集球ロボット

さて、こちらの集球ロボットを見かけたゴルファーも多いのではないでしょうか。ロボット掃除機のようにボールを集めて回ってくれる強い味方。四ツ池のメンバーたちは目を付けて顔を作って可愛がっています。名前は「カメ吉」と「カメ太郎」です。

名付け親は支配人。命名のきっかけとなったのはカラーリングだけではありません。集球したボールをお腹いっぱいに詰め込み、ボールを側溝へ運びます。その様子がまるでカメの産卵のように見えたことから名付けられました。ただ、2人とも男の子なので、産卵はしないと後から気付き、苦笑いだったようです。

3.集球所にボールを送る

いがらしやカメ吉、カメ太郎、などを駆使して集められたボールは一旦側溝に集められます。

側溝いっぱいに集められたボールを送るために使用するのは、水。

勢いよくボールが流れていきます。

こんなふうにボールが流れていくとは想像していなかったのではないでしょうか。

4.選別作業

水で流した全てのボールは「選別所」に送られていきます。ここで汚れやキズのあるボール、また四ツ池で使用しているレンジボール以外のボールを取り除く作業を徹底確認。すべて手作業なので、手間のかかる作業です。

緑のカゴは、除外したボールたちです。よく見ると、四ツ池で使用されていないボールもちらほら。

そこでゴルファーの皆さんにお願いです。練習場で使用するレンジボールは、ワンピースボールで反発力が弱い設計。これはオーバーネットなどの危険を避けるための対策なのです。

ご覧いただいたように、ボールの選別は手作業で行っています。お手持ちのコースボールを使用して、どれくらい飛ばせるかなどの確認はしないようお願いいたします。大変危険です。

5.ニューボールへの入れ替え

こちらは、四ツ池に納品されたレンジボールです。四ツ池では2年に1度のペースで全てのボールを入れ替えています。使用しているのはダンロップのワンピースソフトレンジボール。その数、なんと13万球。

気持ちの良いボールで練習していただくために、四ツ池ではボールの品質にこだわっています。

6.打席マットの取り替えのペースは?

こちらをご覧ください。ゴルファーの練習の成果に応じて、打席マットは日々劣化していきます。左側が古くなったマット。右側が新しくなったマットです.

打席のマットが削れていると、クッション性がなくなり手首や肘を傷めることにもなりかねません。ゴルファーの皆さんを危険から守るため、日々目視でチェック。1階の中央や入り口付近の打席や、ゴルフスクールで使用している2階打席は2~3ヶ月のペースで取り替えています。全打席も半年に1度のペースでマットの取り替えを行うのが四ツ池のこだわりです。

まとめ

四ツ池の集球風景をピックアップしてみました。こんな風に集めていたのかと驚いたゴルファーも多いのではないでしょうか。ボールや打席マットへのこだわりも強いのが四ツ池スタッフです。

皆さんに気持ちよく練習してもらうため、今日も朝からスタッフ一同準備を進めてまいります。



hirano kentaro