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ゴルファーの悩みを解決!100切りするためのシンプルなクラブセッティングとは?

スタイル

多くのゴルファーが最初に目指すのは、100切りです。難しそうな100切りの壁ですが、クラブセッティングひとつで、乗り越えられます。必要なのは飛距離でも、ベタピンなどの技術ではありません。四ツ池併設店ゴルフパートナースタッフ水野がアドバイスするシンプルなクラブセッティングと、実際に100切りしたゴルファーの体験談をご紹介していきましょう。

実際に必要なのは8本だけ?

ゴルフクラブは通常14本まで選択することができます。スコア90や80のゴルファーならば、14本のクラブセッティングは重要です。でも100切りには14本は必要ありません。揃えるのは8本のみ。それでは何が必要なのかを記載しておきます。

  • 5番ユーティリティ又は9番ウッド
  • 7番・8番・9番アイアンとピッチング
  • サンドウェッジ
  • パター

これだけ?と心配になるかもしれませんが、次回のラウンドのセッティングの参考にしてみてください。

100切りはシンプルだ!

ティショットはこう打つ、セカンドはウッド、アプローチは体重移動しないように、パターはラインを読んでといった知識を頭にいっぱい詰め込んでいませんか。でも、本番では役に立たないもの。

ゴルフは再現性のスポーツといわれているように、正確に同じ動作でプレーすることが必要です。そのために、繰り返し練習していると思います。でも、できないことは無理しないでください。

体が自然に動くなら大丈夫ですが、頭で考えて動いているうちは失敗することの方が多くなります。体に余分な力が入らないようにすることを最優先に考えましょう。

ウッドは飛距離じゃなくて方向性

ドライバーはもちろんですが、おすすめしている5番ユーティリティや9番ウッドでも同じ考え方で、飛距離を出すことは考えなくても大丈夫です。飛距離を出そうとすると、どうしても体に余分な力が入ってしまいます。

ウッドやユーティリティは力いっぱいスイングするほど、ブレてしまうと思ってください。思い切りスイングして曲がってしまうくらいなら、フェアウェイにボールを残した方が打ちやすいとは思いませんか。それくらいの気持で振るだけで、変な力が入らずに良いスイングリズムを作ることができるのです。

アイアンは軽くスイング

アイアンは本来飛ばすためのクラブではありません。狙った場所までボールを運ぶためのクラブです。力いっぱい振るクラブではないことを覚えておきましょう。あまり考えすぎずに、目標物に向かって軽くスイングしてみてください。

パターのライン読みより縦距離を見て大まかに

ラインを読むことはなかなか難しく、「縦の距離を見て」といってもそれができていれば入っているという声が聞こえてきそうです。もちろんその通りですが、カップまでの距離を大まかに捉えてみてください。

そして決してゆるめずに打つことです。加速させた状態でインパクトすることを心がけましょう。それを繰り返すうちに距離感が身についてくると思います。まずは縦の距離感をつかむために、インパクトすることが重要です。

来店したゴルファーの話

手持ちのクラブを売りに来店されたゴルファーに対応していた時のことでした。「なかなか100が切れなくて悩んでいる」という話から、どのようなクラブセッティングをしているのか聞いてみると

  • ウッド…ドライバー・3番・5番
  • ユーティリティ…4番・5番
  • アイアン…5番~ピッチング
  • ウェッジ…53・56
  • パター

最近の女子プロの定番セッティングを意識しているようでしたが、思い切って8本で回ってみては?とアドバイスをしました。その後、来店いただいた時に「本当に8本で100切りができた」と嬉しい報告をいただいたことがあります。

コンスタントに100を切ることができたら、次は90切りのセッティングをお伝えしたいと思います。ぜひ皆さんも来店して、分からないことや疑問など聞かせてください。

まとめ

100切りは、とてもシンプルな考え方で乗り越えることのできる壁です。皆さんも実践してみてください。